初夏 (5月)

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5月5日は「立夏」でした。
緑も濃くなり、夏日という気温の日もまだ数えるくらいですが聞かれるようになりました。

みなさんは「立春」「立夏」「立秋」「立冬」という季節の変わり目を含む、1年を24に分けた中国から伝わった「二十四節季」を、日本の季節に合っていると感じますか。
それともやはり地理的に違うところの暦だからずれている、と感じられますか。
私は東北育ちですので、「立春」にはまだ雪があり2月下旬が最も寒さが厳しいという感じでしたので、「どうして春なの」「暦の上ではでしょう」と思っていましたが、関東に来て、二十四季と季節が一致しているなと、思いました。
「立春」には梅が咲いていますし、「立秋」には虫が鳴き出します。 

日本は南北に長い地形ですので、どうしても地域による季節の差ができてしまうのでしょう。
この暦が伝わってから(きっと遣隋使、遣唐使の頃 平安時代でしょう)現在まで無くなることなく伝わってきたのは、やはり日本の季節にも合っていたからではないかと思います。
但し、中央政府があった京都奈良、東京の季節に。

そのような、自然の様子との関係を見れば、そのように思いますが、太陽の様子。
たとえば、陽の光の強さ、日の出日の入りの時間。
それに伴う空の色などから季節を感じればまた二十四節季による季節感を感じることができるように思います。

この二十四節季による季節の区切りで考えた季節の中で最も変化があるのは夏ではないでしょうか。
5月5日(毎年必ずこの日とは限りませんが)の「立夏」から8月7日頃の「立秋」まで。
まず6月上旬まで、爽やかな心地よい日々が続き、6月上旬から7月中旬までの雨が多く湿り気の多い季節。
そして7月下旬から8月7日頃の「立秋」までの、猛暑。8月中旬から9月中旬まではまだまだ暑いですが、秋の虫が鳴き、日が沈む時間も早くなり、夕焼けの色も赤くなる、という夕方の様子は、やはり秋を感じさせますので、「残暑」という表現が使われるのでしょう。

このような季節の変化、それに伴う感性は日本独自のものでしょう。
そしてそれに伴う年中行事という文化たくさんの民族が出会うグローバルな現代だからこそ、自分の民族としてのアイデンティティーをしっかり持つ時代でもあるように思います。
そのひとつが日本人の季節感のように思います。